波波伎神社

(ははきじんじゃ)

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波波伎神社

主祭神は、八重事代主命。八重事代主命は大国主命の御子神で、国土経営の為この地を巡られた時、この社の西方「ワタラガヒ」の地に上陸され、この地方の開拓殖産に務められました。この八重事代主命は、国土を奉献して忠誠をつくされ、献国後は皇室の護り神と成られました。国土を奉献される際、天逆手(あまのさかて)を打って槇垣(青柴垣)に籠ったのがこの波波伎神社といわれています。

事代主命は時代の流れを予知する力を持っていたとされ、また、海のかなたの国からこの世に福をもたらす神「恵比寿」は、八重事代主命の神ともいわれており、この波波伎神社では、毎年1月10日に恵比寿祭が行われています。

波波伎神社波波伎神社の社叢はスダジイの巨木が優先繁茂する照葉樹林で、昭和9年に国天然記念物に指定されています。高木の約8割はスダジイで占められており、胸高直径1.5m、高さ20mに及ぶ巨木が密集しています。

また、波波伎神社境内には「福庭古墳(ふくばこふん)」という古墳時代後期の円墳があります。
646年に薄葬令(はくほうれい)が出された頃の七世紀代に築造されたとみられ、鳥取県における古墳の終末段階を代表する古墳として貴重です。また、横穴式石室には、奥壁の赤色顔料を使った彩色装飾は県内でも珍しいです。

波波伎神社

住所
倉吉市福庭字槇ヶ木654
お問い合わせ
倉吉観光マイス協会
TEL 0858-24-5371