福市遺跡・福市史跡公園
(ふくいちいせき・ふくいちしせきこうえん)
標高20~40mに広がる弥生時代後期から古墳時代の集落跡と墳墓群。周辺には、数多くの古代遺跡があり、米子市内でも有数の遺跡密集地帯です。
数百にも及ぶ大規模な集落跡や、土壙墓など200以上の遺構の発見、土師器片が約35,000点(甑形土器、獣形ミニチュア土器、コマ形紡錘車、鶏形土器、子持勾玉、破鏡など、集落遺跡では珍しいもの)が出土し、全国的に見ても類を見ないほど超大規模な遺跡だったことがうかがわれます。
現在では、史跡公園として遺跡の一部を現状のまま保存し、復元住居も作られ弥生時代の風景を再現しています。
春には桜やツツジの名所として、にぎわいます。
隣接する「米子市福市考古資料館」には、ここで出土した数々の遺物のほか、目久美遺跡から発見された卵の形をした「土笛」や鹿の角の分岐部を利用して作られた道具「鹿角斧(ろっかくふ)」、陰田隠れが谷遺跡から発見された、雄雌2体の「土馬」など周辺の遺跡から出土した遺物も多く展示されています。
福市遺跡・福市史跡公園
- 住所
- 鳥取県米子市福市
- お問い合わせ
- 米子市観光案内所
TEL 0859-22-6317 - アクセス
- JR米子駅から車で約15分