赤松池
(あかまついけ)
大山の山麓にある池で、蛇にまつわる伝説が残っています。
言い伝えは古く、『大山縁起』には鎌倉時代には「人の手が入っていない池があった」とされ、すでにそのころには蛇がいると恐れられていたという記述があります。
「赤松の池伝説」
松江の殿様に仕えた松浦頼母が子を切望し、赤松池大明神にお参りすると待望の女の子が生まれ「お初」と名付けました。美しく成長したお初を藩主が見初め、お城に呼ばれるもお初は悲しみ赤松の池へ向かいます。実はお初は池に住む大蛇で、松浦頼母を哀れに思い人の姿に変えて現れていたのです。その後、二度と人々の前に姿を現すことはありませんでした。
このような蛇伝説や、そこに登場する蛇(お初)が御神体として祀られている池で、水の神、龍神が祀られていることから日照りにあっても干上がったことがないと言われています。お初に祈りをささげると幸福が訪れると言われ、また今でも龍神様として信仰されており、雨乞いの奇岩に遠方から参拝客が訪れています。
池を囲むように桜が植えられているため、桜の季節もおすすめです。
赤松池
- 住所
- 鳥取県西伯郡大山町大山赤松
- お問い合わせ
- 大山町観光案内所
TEL 0859-52-2502 - アクセス
- 車)米子道米子ICより県道24号線(大山観光道路)を大山寺方面へ
大山乗馬センターを越え、赤松入口を左折、大山町赤松分校を右折すぐ。