日本遺産を訪ねる 大山・三徳山(だいせん・みとくさん)登山ガイド

「日本遺産」というキーワードで繋がれる2つの山、大山と三徳山の登山のポイントや見どころをご紹介します。

日本遺産を訪ねる大山・三徳山登山ガイド(仮)
  • 中国地方最高峰・
    山陰が誇る名峰
    大山
  • 日本一危ない
    国宝鑑賞
    三徳山

hiking 登山ルートマップ

(登山ルート)

登山の拠点・大山寺

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大山の登山届はWEBから提出可能です。
現地で出す場合はコチラをご覧ください。

夏山登山コース

大山登山のメインコース。
大山が初めてという方、またお子様や登山初心者の方にオススメのコースです。
国の天然記念物ダイセンキャラボク、西日本最大級のブナ林が見たい方はこちら。

schedule 所要時間目安 : 往復約6時間

flag 夏山登山道入口〜2合目

夏山登山コースは、南光河原駐車場近くの道路沿いから入ることができます。

大神山神社奥宮から元谷を経て夏山登山コースの5合目付近で合流する行者コースもありますが、初めての方は道が分かりやすい夏山登山コースがおすすめ。

入口からしばらくは、緩やかな階段を上るまっすぐな道が続きます。

flag 2合目〜6合目

2合目を過ぎたあたりから、石の階段から木の階段に変わり、少しずつ傾斜も出てきます。

5合目を過ぎると「行者谷別れ」があり、元谷を経由する行者コースとここで合流します。

違う景色を楽しみたい場合は、帰りは行者コースから下山してみるのも良いかも。

元谷
元谷

flag 6合目〜8合目

6合目まで登ると、眼前に北壁や三鈷峰、眼下に元谷を望むことができます(6合目に避難小屋がありますが、水道・トイレはありません)。

7合目にかけて急な登りになり足場も悪くなるため、落石に注意し、登山道の石を落とさないようにしましょう。

この辺りから視界が開け、振り向くと出発点の大山寺の集落や麓の放牧場を見渡せるようになります。

flag 8合目〜頂上

8合目を過ぎて木道の階段を登ると登山道は緩やかになり、鳥取県の県木で国の天然記念物にも指定されるダイセンキャラボクの群生が見られます。

木道は頂上まで整備されており、天気が良ければ、開けた視界から裾野と日本海、青空が一体になるような絶景に出会えます。

頂上碑
頂上碑

ユートピアコース

夏山登山道にくらべ難所が多いこちらは、登山上級者におすすめのコース。

7月下旬から8月上旬にかけて避難小屋付近に咲くユートピア名物“お花畑"が見物です。

schedule 所要時間目安 : 往復約7時間

大山を楽しむ+α

豪円湯院

大山寺参道にある日帰り温泉。名物「豪円とうふ」や豆腐を使ったスイーツが人気。

お土産

豪円とうふ
買える場所:豪円湯院

権現だんご
買える場所:大山時間shop大山寺参道店

大山Gビール
(大山参道市場オリジナルラベル)

買える場所:大山参道市場

ツアー・体験

画像提供:大山観光局

大山の自然を満喫する
体験型ツアー・アクティビティはこちら

【日本遺産】
地蔵信仰が育んだ
日本最大の大山牛馬市

大山の裾野に自然に生まれた牛馬の市は、江戸時代には大山寺に庇護され信仰に裏打ちされた全国唯一の「大山牛馬市」へと発展しました。大山寺へ続く「大山道」沿いには、今も往時を偲ぶ石畳道、かつての宿場の町並み、牛馬とともに暮らした生活の様子をとどめる農村の景観、独特の食文化が伝わっています。

牛馬取引会場となった博労座(昭和4年)
画像提供:鳥取県立公文書館
宝牛(たからうし)

hiking 登山ルートマップ

(登山ルート)

三徳山入山時の注意

  • 投入堂への参拝は必ず2人以上で、両手が使える運動のしやすい格好でお越しください。
  • スカート・かかとの高い靴・革靴・サンダル・スリッパ・滑りやすい靴、底にスパイクや金具の付いた登山用シューズやピッケル・ストックや杖など、修行に適していない格好では投入堂参拝受付ができません。また幼児は登山できません。
  • 雨や雪などにより危険と判断された場合は入山禁止になります。(例年12月~3月頃は積雪の為入山禁止となります)

schedule 投入堂参拝受付時間
8:00~15:00

投入堂までの風景

三徳山は山頂への登山ルートがなく、切り立った断崖絶壁に建てられた国宝「三佛寺投入堂」を目前に臨むポイントが登山のゴールです。修験道の修行の場である道中には、両手両足を使って進む「かずら坂」、鎖を使って崖を登る「くさり坂」など険しい道が続くため、十分な準備が必要です。

schedule 所要時間目安 : 往復約1時間30

参道〜登山事務所

参道入口から投入堂参拝受付を行う登山事務所までには、輪光院、正善院、皆成院の三院があり、座禅や写仏、写経などの修行体験(要予約)もできます。

登山事務所で服装や靴のチェック、記帳を済ませたら、渡される「六根清浄」の文字が書かれた輪袈裟をかけて出発です。

※靴が不適合の場合は受付でわら草履を購入できます。

(わら草履の金額は変更になる場合があります)

入山〜文殊堂

行者道の入口となる宿入橋を渡って、参拝登山スタート。

木の根をよじ登る「かずら坂」や急な岩場を乗り越え、特に難所とされる「くさり坂」に到達。

くさり坂の上に建つ文殊堂は廻り縁をめぐらした舞台造りになっており、手すりのない舞台からの大パノラマは一見の価値ありです。

文殊堂〜投入堂

文殊堂を過ぎたら、もうひと踏ん張り。

鐘楼堂の手前まで来ると、前を行く登山者が鳴らす鐘の音が聞こえてきます。

岩窟の中に建てられた観音堂の裏を通る「胎内くぐり」を抜けると、いよいよ投入堂の目の前に到達します。

三徳山を楽しむ+α

三朝温泉

古くから三徳山参詣の拠点を担い、湯治場として栄えた温泉地。三徳山登山とセットで楽しみたい。

お土産

とち餅
買える場所:谷川天狗堂、松之屋、ぷちショップ

恋愛成就祈願 愛染護摩木
買える場所:三徳山、三朝温泉観光案内所

体験・イベント

三朝町で楽しめる体験メニューはこちら。

【日本遺産】
六根清浄と六感治癒の地

山岳修験の場として1300 年にわたって畏怖の念を持って守られ続けている三徳山と、参拝の前に心身を清める場所として三徳山参詣の拠点を担った三朝温泉。
今日、三徳山参詣は、断崖絶壁での参拝により「六根(眼、耳、鼻、舌、身、意)」を清め、湯治により「六感(観、聴、香、味、触、心)」を癒すという、ユニークな世界を具現化しています。

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