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レトロなまちで福の神に出会う・倉吉散策 ~トリピー編~

Posted by admin on 9月 12, 2007

白壁土蔵群
近年観光客数がふえ続け、リピーターも訪れているという、今注目の観光地・倉吉白壁土蔵群へ行ってきました。
中心地を流れる玉川沿いには、赤い瓦に白く化粧をした外壁が目に美しい土蔵が建ち並び、白壁土蔵群の代名詞ともいえる、趣きある景観をつくりだしています(右写真)。
土蔵群からつづくアーケードが老朽化により7月に撤去され、新たな表情で観光客を出迎えています。


レトロ博物館しるし
まちを散策すると、いたるところで目に入る「倉吉レトロまちかど博物館」の標(左写真)と木彫りの彫刻。
飲食店から旅館、かばんや、帽子店、カメラ屋…さまざなまジャンルのお店の軒先で見られ、気になるトリピーはその中のひとつ、「高田酒造」に入ってみました。(右下写真)



高田酒造




黒字に白抜きで描かれた鷹(?)模様ののれんが、趣きある外観に一層格式をただよわせる一方、店先におかれた木彫りのたぬきが愛らしい笑顔を振りまいていました。
のれんをくぐると店内はひんやりとした土間で、左側にはお茶をのんで一息できるスペースが設けられていました。

さらに奥へすすむと天井が高くなり、座敷には何やら古めかしい扇風機や看板が置かれていました。
よくよく見るとただ置かれているのではなく、展示されているもよう。(下写真)

高田酒造レトロ博物館

どうやらこれが「倉吉レトロまちかど博物館」の正体で、上写真の赤い標があるお店には、こういったその店に眠っていたレトロなお宝が展示されているようです。お店によって並べられているものがそれぞれ異なり、個性にあふれています。どれも懐かしく、かつ新鮮な品々ばかり。(全65箇所)

 

福禄寿
では木彫りの彫刻は?というと、「福の神に出会えるまち」という町おこしの一環として各所におかれ、表情豊かな福の神たちが観光客を出迎えています。作者はいずれも倉吉出身の仏師。倉吉にはなんと3人もの仏師がおられるそうです。3人3様の作風で、その表情はどれも笑顔。見ているだけでこちらも顔がほころんでくるようです。
ここはまち歩きを楽しむにはぴったりの場所。お店の人との会話を楽しみながら散策するのもよいでしょう。きっと、日常にはない発見がここにあるはずです。


★トリピーmemo★
いぎすを試食するトリピーお昼を食べに立ち寄ったお店で、「いぎす」というメニューを発見。興味本位で食べてみることにしました。
テーブルに運ばれてきたのは、黒っぽい何かを寒天で固めたような、見た目は羊羹のようなもの。しかし胡麻としょうががトッピングされているところを見ると、羊羹ではなさそうな…。
味の想像が全くつかず、とりあえず口の中へ恐る恐る入れてみると、?、!っ?、しょうがの風味が鼻を抜けた後、磯の香りがふわり
さらに噛んで味わってみると納得、黒っぽい色は海藻だったようです。
この地方に伝わる郷土料理で、いぎす草という海藻を煮ほぐし、容器にいれて固めた精進料理にはかかせない一品。是非、自分の舌でお試しあれ!



 

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