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歴史と情緒あふれるまち・米子を散策

Posted by admin on 12月 3, 2007

ゆるキャラ人気急上昇中のヨネギーズの2人(ネギ太とネギ子)の誕生地である米子市。先日、その米子のまちを観光ボランティアの細木さん(左下写真)と共に、たのしいお話を聞かせていただきながら散策してきました。実際歩いてみた米子は、トリピーの予想以上に歴史と情緒あふれる素敵なまちでした。
観光ボランティアガイドのまち歩きおすすめコース4つのうち、トリピーが歩いたのは「米子の下町~寺町散策コース」。コースの内容は以下の通り。

山陰歴史館>白壁土蔵>涼善寺>寺町>鹿島本家>内町後藤家>判屋船越家>しょうじき村>笑い庵>山陰歴史館(約2時間程度)


細木さん加茂川沿い

山陰歴史館でガイド細木さんと落ち合い、いざ出発。まずは、加茂川沿いへ。米子港から荷物を載せた船が行き交っていた当時の石段白壁土蔵など、昔の面影をしのばせています(右上写真)。加茂川では、中海へ出て湊山公園や米子城跡を望む遊覧船も出航しているそうなので、こちらもまたの機会に乗ってみたいと思います。
顕彰碑
次は涼善寺へ。ここには、南北朝時代、隠岐島へ左遷される後醍醐天皇を救出しようとした武将・児島高徳公の顕彰碑(左写真)があります。その碑に刻まれた詩の意味とは?ガイドの細木さんの説明を聞き、「へぇ~」と思わずひと言。こういった史実の裏話は、歴史好きにはたまらない醍醐味と言えるでしょう。その真相は、ぜひ現地でお確かめください。
寺町
そして続く寺町へ。ここは名前の通り、お寺が通り沿いにずらりと並んでいます(右写真)。その数は9つもあり、1600年ごろ米子城の要塞として集められてできたもので、全国的にも珍しい場所だそうです。
シャチホコ
鹿島本家では、約400年前につくられたシャチホコを見ることができます(左写真)。鹿島家は、米子城の改築が行われた際(約150年前)700両を拠出し、その記念にこのシャチを受け取ったといわれています。すこし奥まった中庭に安置されるシャチホコは、何とも愛嬌のある表情で訪れる人々を歓迎しているかのようでした。
そして後藤家、船越家の前を通り、ちょっと寄り道「岡本一銭堂」へ。ここは昔懐かしい駄菓子屋さんで、店にはいろとりどりの駄菓子が並びます。


一銭堂店内一銭堂

見ているだけでも楽しい店内。トリピーはあまり長居すると売り物と間違えられてしまいそうなので、後ろ髪をひかれつつ次へ。
かどや
ここでひと休み。案内されたのは「下町館かどや」(右写真)。昨年オープンしたばかりのまだ新しい店内にはおみやげ品が並び、まち歩きで疲れた足を休める休憩所が設けられています。お茶をいただきながら、ガイドの細木さんとここまでの道のりを振り返ります。店のおばちゃんはとても親しみやすい人柄で、店の中は和やかな空気に包まれていました。
そして足先は復路へ向かい、「しょうじき村」(商店街)~「笑い庵」へ。「笑い庵」はこちらも無料休憩所。「かどや」で休憩済みの方も、まるでタイムスリップしたかのような、また違った趣の店内へぜひ立ち寄ってみてください。
トリピーが感じたのは、とにかく人がいい。ガイドの細木さんをはじめ、まちで出会う人々はみんな気さくで親しみやすく、「いいところだな。また訪れてみたいな。」と改めて感じました。是非みなさんも、ゆったりと米子のまち歩きを楽しんでみてください。


米子下町観光ガイドについての詳細(米子市観光協会ホームページ)



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