いにしへの風景を映す ~里見時代行列~
Posted by admin on 9月 3, 2007
里見安房守忠義主従の終焉の地である倉吉市で、里見時代行列が行われました。
里見忠義は、1614年大久保忠隣(夫人の祖父)の事件にかかわりがあったとして伯耆国倉吉へ左遷され、29歳の若さで現在・関金町大字堀里にて悲運の死を遂げたと伝えられています。
忠義の死後、8人の側近が後を追って殉死した「八賢士」は、滝沢馬琴作の「南総里見八犬伝」のモデルとなったといわれています。
きっと遠く離れた里美家の再起を願っていたに違いないだろう…と忠義公の心中に強くひかれた町民達が忠義公をしのび、毎年9月、供養を祈願した「倉吉せきがね里見まつり」が開催されます。その一環として行われたのが里見時代行列です。
倉吉を代表する白壁土蔵群、関金の湯命館周辺を練り歩き、最終到着地・山守小学校にてイベントが行われました。
トリピーは、関金の湯命館で時代行列の来るのを今か今かと待ちわびていました。すると、色とりどりの装飾で飾られた甲冑に身を包んだ武者が次々と登場。ほら貝に先導され、その勇壮かつ華やかな武者姿を見物客に披露しました。
トリピーもしばしその様子に目を奪われ、いにしえの風景を想像、重ね合わせてみるのでした…。
甲冑を身に着けるだけでも汗だくになりそうな、まだまだ残暑厳しい日だった故、子供武者は少しお疲れ気味!?のようでしたが、その本格的な甲冑姿は一見の価値あり!ですのでみなさんも是非、来年里見行列を見に倉吉・関金にお越しください。