【湖山】『湖山池情報プラザ』湖山池ドライブ 【鳥取市】鳥取の食材を活かす料理講習会 【網代港】松葉がに初セリ見学 【大谷】浦富海岸・島めぐり遊覧船 山陰松島観賞、岩美B級グルメ満喫 【岩美】食事:くいもんや海慶 松葉がに、地元食材 |
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【網代港】松葉がに荷揚げ見学 【上地】『扇の里交流館』ジオポイント巡りhttp://www.city.tottori.lg.jp/geopark/geospot/file/wadi.pdf 【雨滝】~【河合谷高原】(扇ノ山)ドライブ ランチ:とうふ工房 雨滝 【岩井温泉】宿泊、食事:岩井屋 松葉がに、地元食材を満喫 陶芸体験(出来たら) |
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【香住】ローカルバスの旅 【小代】ランチ:すっぽん、地元食材を満喫 滝めぐり(久須部渓谷(要の滝・三段の滝)~吉滝~うへ山の棚田~新屋八反の滝)http://www.ojirokanko.com/sightseeing.html『小代物産館』和牛のルーツ小代について 宿泊:オーベルジュ花郷里(はなごおり) http://www.goshobo.co.jp/hanagori/ 食事:但馬牛、地元食材を満喫 |
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【久松山】紅葉散策『鳥取県立博物館』鳥取城跡、久松山 【賀露】とっとり賀露かにっこ館 わったいな、かろいち 【吉岡温泉】足湯巡り 吉岡温泉~鹿野温泉~浜村温泉 |
どこのジオサイトも興味を持って行った場所なので印象に残る場所になりましたが、やはりこの初セリの日に日程調整して旅程を組んだこともあり、松葉がにの初セリ見学が強く印象に残りました。ジオ食材である『松葉がに』が底曳船から続々と水揚げされ店頭で見かける姿とは違う、ジオパークの自然から育まれる宝石のような美しさ力強さを感じ、その自然の恵みを命をかけて獲ってきた漁師さんとサポートする家族、地元のみなさまのプライドを持って働く姿を見ることができたと思います。
高齢者の多い山間部の集落ですが、その高齢者のみなさまがグループを作り(しかも女性発信で)、地域の特色を生かしたさまざまな事業に取組む姿勢が素晴しいと思いました。 季節柄、山奥の沢歩きが必要という滝めぐりまでは出来ませんでしたが、ガイドさんとのフランクな交流はそれだけでジオパークに住む人々の暮らしや文化、歩みを肌で感じることが出来たと思います。
小代は冬のスキー場のイメージしかありませんでしたが、兵庫県で初めて唯一『日本でもっとも美しい村』として評価されるほどの地域資源を活かす取組みの行なわれている町ということに驚きました。 全国に登録されている黒毛和牛99.9%の祖先となる1頭の種牛を生み育てたほどに昔から和牛繁殖経営が栄えていたこと、『みかた残酷マラソン』という、毎年1,000人を超えるランナーが全国からあの小さな町に集まる大会が開催され、小代町民が一丸となって応援、サポートし盛り上げていること、そいういうお話をガイドさんに伺いながら小代のジオスポットを巡ることで、また違う季節にも訪れたくなりました。 日本の棚田百選にも選ばれた『うへ山の棚田』は刈入れた後でしたが、高齢化により休耕田となる予定だった水田を地元有志の若者の手で耕作し『俺達の武勇田』として地元特産品を全国の会員に届けているという話を伺い、私も食べてみたくなりました。
地元の皆さま向けに地元食材の良さ、活用方法を知ってもらうという内容でしたが、地元の人と交流できて楽しかったので、県外から訪れた方も是非参加して欲しいイベントだと思いました。
香住駅から小代近くまで行く交通手段として、香住町町営バスを利用しました。50分程かけてのんびりと色んな集落を経由し、間近に緑や渓流を眺めながら山道をくねくね走ったり、集落の細道を大型バスでスイスイとトラックとすれ違いしたりなど、観光アナウンスとかはありませんし、JRとの乗り継ぎで大幅に時間がかかるとか不便な部分の方が多いかもしれませんが、地元の方と一緒に乗り合わせたり、観光スポットがない集落を走ることで、その地方の生活を垣間見れたり、ジオパークの観光案内では紹介されない自然を発見できる旅ができたと思いました。
吉岡温泉~鹿野温泉~浜村温泉には意外と足湯が多いことを知り足湯を巡りました。 吉岡温泉以外はジオパークエリアではありませんが、2014年にジオパーク拡大構想が実現すれば、どの温泉もエリア内になるようなので是非そうなって欲しいと思います。
・松葉がにはもちろん、岩美町の『くいもんや海慶』で食べた『ドギ(ノロゲンゲ)』の天麩羅の、カラリとして中がとろりの食感は秀逸でした。
地元では煮物やお吸い物での食べ方が多かったので、地元出身者としても新しい美味しさを発見できました。
・『鳥取の食材を活かす料理講習会』で食べた塩サバ料理。
因幡地方で塩サバをご当地グルメにしようという取組みが行なわれているそうです。料理講習会で食べた、『塩サバとネギのトマトソーススパゲッティ 七味の香り』は、一緒のテーブルで調理したおネエさまも「孫にいつもうどんばっかりでスパゲッティ食べたいって言われても作れなかったけど、これは美味しかったし作れそう」と言われていたのが印象的でした。
・上地「扇の里交流館」の『扇の里まんま弁当』、かきもち。
地元の野菜がふんだんに使われたやさしいあじわいの滋味溢れるお弁当です。地元のおネエさまお手製の作りたての「おかず」を詰めたのがお弁当箱だっただけ、そういうシンプルだけど地元のおもてなし、ごちそう感のあるお弁当でした。
上地のお米、山菜で炊かれた山菜おこわの美味しさは是非みなさんに食べてみて欲しいと思いました。
確か10人以上からの予約で食べられるお弁当だったと思いますが、私はちょうど当日、他の団体さんがいらしたおかげで食べられたので、ラッキーでした。
・お土産のおせんべいいろいろ。
旅行から戻って今なおハマっている、『ほたるいかせんべい』『もさえびせんべい』『岩々せんべい』です。『ほたるいかせんべい』は、ホタルイカを丸ごと生地とプレスしたおせんべい。『もさえびせんべい』には、痛みやすいので地元しか流通しない珍しい猛者エビが練りこまれています。
『岩々せんべい』は、ジオパーク推奨品で、地元でよく食べられているショウガ煎餅やピーナッツ煎餅、秋田玉栄堂さんの梨せんべいがまざっているのが因幡地方ローカル大集結みたいでお得感満載です。
・生姜砂丘サイダー。
生姜がしっかり効いたサイダーはジンジャエールよりも自然な辛みがあり飲みやすいと思いました。東京で鳥取のご当地サイダーといえば缶ボトル入りの『梨は炭酸』をよく見かけますが、「瑞穂生姜」も鳥取名産なので是非飲んでみて欲しい地サイダーです。
・小代のすっぽん料理。
小代で、すっぽんやチョウザメといったインパクトの強い食材の養殖が昔から盛んだったとは驚きでした。今回はすっぽんしか食べられなかったので、次、チョウザメを食べる楽しみができました。
・但馬牛は言わずもがな、小代の棚田で作られたお米も美味しかったです。
今回の旅は温泉や滝のマイナスイオン巡りというテーマもありましたが、他のブロガーさんがなかなか行かないところ、すなわち、山陰海岸ジオパークのジオスポットとしてあまり情報が出ていなく、気付きづらいけど地元出身者として是非みなさんに知ってほしいところ、私自身も知らないことが多くて興味深いところと思っているところを選んで旅程を組みました。
そういう目的もあったので、公共交通機関が少なく現地に行く手段が自家用車を利用することがほとんどで、レンタカーじゃない観光客は訪れるのが難しいだろうなと思うことが多々ありましたが、目的地を1箇所に絞って、そこでジオパークの自然や地元の人達に触れながらのんびり過ごす旅もいいな~と思いました。
鳥取の上地、兵庫の小代と、少し時間をとって1箇所の地域のジオスポットを巡ったことで、また違った季節のジオパークの織り成す自然の姿を見てみたい、また訪れたいと思う旅になったと思います。