午前 飛行機 東京→鳥取 レンタカー手続き 午後 海鮮問屋村上水産仲買人直営店鮮魚部で昼食。 その後「渡辺美術館」「砂の美術館」「鳥取砂丘」 岩井温泉岩井屋 宿泊 |
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午前 岩井温泉「湯かむり館」にて朝風呂。上山高原散策。 「上山高原ふるさと館」「おもしろ昆虫化石館」来館。雨のため、その後は湯村温泉へ直行。 湯村温泉とみや 宿泊 |
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レンタカーでドライブしながら移動 午前 トキワ酢&香住鶴酒造見学、香住朝市、カニ道場にて昼食 午後 今子浦散策、浦富海岸ドライブ 夕方 飛行機利用 鳥取→東京 |
大引きの鼻は、香住海岸今子にある断崖の岬で視界を遮るものがない270度ビューの展望台というので楽しみにしていました。 私が訪れた日はあいにく強風で海が大変荒れていたのですが、断崖に打ち付ける荒波の風景の醍醐味といったら圧巻! 風のない穏かな日は夕日が海に沈む美しい景色と聞いていますが、どんな日に訪れても雄大な景色が表情を変えて旅人を迎えてくれる岬でした。
あまり聞き慣れない遺跡ですが幅約70m、高さ約20mにわたって柱列が立ち並んでいる十数万年前にできた玄武岩は見事。 六角形の柱状節理が立体的に浮かびあがっているのがとても美しく、また非常に珍しいですね。 一般向きの観光地というのではないのかも知れませんが、化石や地学が好きな方にとても興味が沸くでしょう。 十数万年前にできた玄武岩が、私の前に立ちはだかっているんだ!とロマンを感じます。
今流行りの山ガールとして上山高原に突撃しました。 上山高原を流れる小又川渓谷、霧ヶ滝渓谷などでは、9つの滝を見ることができますし、紅葉やススキ草原を楽しめるところがいいですね。 上山高原は初心者でも歩けるハイキングコースから難度が高いコースも様々ありますが、私は車で行ける所まで行き、見晴台に。丁度季節的にススキ草原が風でたなびいて、ススキ草原の中を歩いていると自分が山の一部になった気さえしました。
ジオパークではありませんが、日本を代表する鳥取の骨董美術館と断言できます。私の秘密の場所にしておきたいけれど、もっともっと日本人に知って頂きたい!と声を大にして伝えたいです。あっけにとられる位、数多くの甲冑や刀や壷が展示されていて、これらが個人収集とは驚きです。1日中見ていたい静かな大人の美術館です。
難点といえば、観光案内所の休館日に悩まされました。
日本人の休日は土日が多く、平日に働く者にとって土日+前後の金曜・月曜を旅行にあてることが多いと思います。私も月曜に会社の休みを取り旅立ちました。
ジオパークセンターは無休なのですが、浦富海岸がある岩美町観光案内所や山陰海岸学習館が月曜休館日で入れず、心残りでありました。
モサエビ:クロザコエビの通称だそうですが、その存在を知らなかったし、頭部の黒変が早いので地元でしか味わえないの幻の逸品とのことで即決オーダーしました。
モサッとしてダサオ君みたいですが、お味は濃厚で美味しいエビでほっこりしました。
白イカ:
港で沢山のイカ船を目にして、このイカ船で漁にでるのかと情景が目に浮かびますね。採れたての白イカは透明で甘さも格別!
あごちくわ:
トビウオが原料の竹輪。トビウオも足が早い魚でなかなか食卓にあがりませんがこうした形に変身したあごちくわは、表面を焼いた硬めの皮はとても 美味しく、香ばしい香りがありました。1本から買えるので、自宅へのお土産として持ち帰れるのも良かったです。
香住蟹。 有名な香住の蟹ですが、香住には蟹を食べさせてくれる店が沢山ありました。豪華な夕食もいいですが、私が食べたのはランチ。それでも1500円で1人1杯の大きな蟹がついていて大興奮! 磯と蟹の味が口中に広がって大満足!
鳥取に訪れる前は、見所は「鳥取砂丘」の知識しかなくて「鳥取砂丘を見てみたいけど観光に行くほど強い魅力がある土地かといえばそうではない県」だと思っていました。しかし、飛行機から見える地形の複雑さが印象的で非常に心躍るものを感じてワクワクしてきたのです。
そして海沿いの歩道を歩いていくとダイナミックな地形に、日本は素晴らしい地形があるんだと再確認できました。
移動は天候不順に備えてレンタカーで移動しましたが、電動自動車やボンネットバス、列車など「旅」の思い出を倍増させる設定があちこちと見受けられて県でその土地を作り上げている気持ちが伝わります。
ただ路線バスなどは市外の本数が少なく、移動には時間の余裕がなければ大変な印象です。今から行く方は時間と行動範囲を確認してから利用することが大切ですね。
私は「鳥取砂丘」と「砂の美術館」は期待通り楽しめました。砂丘の波紋の美しさと自然美、砂の美術館の砂での再現は見事すぎです!
体験してみたかったミニ砂像作り体験は担当講師が不在で出来なかったのがすごく残念。講師不在でもパネルを見ながら砂像が作れたらいいなと思います。
岩井温泉は、非常に静かな大人のための温泉地で騒がしいのが苦手な私には気持ちよくゆったりとした時を過ごせ、日頃のストレスも癒されました。
ここは年配者がゆっくりと過ごしたい方向きではないでしょうか。
湯質も良くて肌が柔らかになりますね。鳥取県は考えていたより温泉地が多く、それも温泉地の距離間隔が離れていないので幾つもの温泉地を回るツアーバスがあれば
よいのにと思います。東京でも群馬県の名湯が試せる4箇所バスツアーがあり人気があります。そうした試みがあるともっともっと山陰海岸の温泉地も温泉フリークの注目の的になること間違いありません!
その他の地域で印象に残ったのは上山高原です。
車を走らせ簡単に上山高原のススキ草原を掻き分け山頂に行く事ができます。人も少なく景色抜群の穴場でしょう!歩く事が苦手な方でも、猿壷の滝にもいけます。
1日かけて山に行くことなく、旅行のついでに自然の中に溶け込む事ができる場所は 珍しいかもしれません。上山高原の入口に化石を知れる昆虫博物館があるのもいいですね。
今回は2泊3日だったのですが、天候不順もあり変更も余儀なくされたこともあります。風が強くて特に遊覧船に1回も乗れなかったのが残念でした。
天候は自分の予定に合わせてくれないので、予定変更のために色々考えておく必要もありますね。
次回は少し長めに余裕をもって、季節を変えて、山陰海岸ジオパークの新たな魅力を発見していきたいと思います。