鳥取城跡~白兎海岸~鳥取砂丘~鹿野温泉泊 | |
浦富海岸~余部橋梁~城崎温泉泊 | |
玄武洞公園~香住海岸 |
覧船での40分のトリップは、お天気に恵まれ、潮風を浴びながら最高の展望を目にできとても贅沢でした。
表情の異なる岩や洞窟、透明度の高い海、白砂の美しい砂浜・・・。むかしむかし、藩主がこの展望を自身の近くに移築できたなら千貫与えたいとまで望んだ気持ちもわかるような!
まさにジオの創り出した芸術。心洗われました。
ボランティアのガイドさんの説明を伺いながら、全ての洞を見学。節理の美しさと、これらの作り出される過程、その偶然の美に暫し思いを馳せました。圧巻のスケールは、生で拝見できて良かったと感じたもののひとつです。
世界初という「砂」の美術館では、ちょうどイギリス展を開催中で、砂と水だけで作られたという数々の巨大で表情豊かな砂像に見とれました。エリザベス女王はそのものでした。
読書が趣味で乱読派の私。
旅情ミステリーとなる内田康夫先生の浅見光彦シリーズや、西村京太郎先生の十津川警部シリーズでも「餘部」は舞台に選ばれており、厳しい自然の中、陸の孤島であった餘部で人々が朱色の美しい橋梁に寄せた希望、夢、郷愁・・・それらを、いつか訪れて直に眺め、感じられたらと思っておりました。
お天気も良く、ハイキング気分で登った展望台からは眼下に海も眺められ、山の緑と海のブルーのコントラストが最高。タイミング良く電車も通り、嬉しい思い出になりました。
一度訪れてみたいと願っていた温泉地。
昔から文豪や芸術家にも愛されて、多数の作品の舞台となっています。有名な外湯めぐり。浴衣で下駄をからころっと鳴らしながらのそぞろ歩きもご一興。宿から偶然にも今年初の花火を眺めることができたのも嬉しいびっくりで、より印象に残りました。
浦富海岸でいただいた生牡蠣(鳥取ブランド夏輝)、白いかのお刺身は新鮮で、この地ならではのもので美味でした。
イカスミカレー、イカスミ焼きそばといったB級グルメも、暑い時期には食欲増進させてくれました。
「ジオブルー」というこの地のお水も、熱中症対策の水分補給に重宝しました。
ジオパワー溢れる「ジオグルメ」は、手をかけずとも味わい深いものですね!
城崎でいただいた魚介、但馬牛のステーキも噛み締めるほどに味わい深かったです。
2泊3日の女子旅、お天気にも恵まれて、大満足で帰路につきました。
大学入学のため上京するまで鳥取県に育ちましたが、地元だからこそ改めて訪れる機会のない場所も多く、今回はジオパークを切り口に、地元への理解を深めることができ、とても嬉しく思っております。
「何をみても目がさめるよう」と島崎藤村も絶賛した山陰海岸。本当にその通りでした!
心洗われる数々の雄大な自然美、ほっこり和める温泉、下手に手を加えずとも味わい深い魚介を中心とした食は、どれも琴線に触れるものでした。
また、訪れた観光施設では、かんじ良いボランティアのガイドさんも多くいらして、ジオパークが親しみ易く在るために貢献しているなぁと感じました。
ジオパーク、東京の友人知人にも、写真だけではなくぜひ実際に目にして感じて欲しいなぁと願う場所にたくさん出逢えましたので、これらはブログにて発信していきたいと存じます。
改めまして、この度は貴重な機会をいただきましたこと、感謝申し上げます。今回の旅行記が、微力ながら地元復興やこれから山陰を旅する方のお役にたてましたら幸いです。本当にありがとうございました。